道具

新聞バッグづくりに便利な道具

  • でんぷんのり
    フエキの家庭のり新聞バッグの最大の特徴は、「新聞紙とでんぷんのり」だけで作られていることです。どんな強力な接着剤よりも、新聞紙にはでんぷんのりが一番相性がいいようです。昔ながらのでんぷんのりといえば、「フエキ」ののり。障子を貼るときや、お洗濯にも使えるのりです。ビニール袋に入った「家庭のり」を水で薄めて使います。薄めすぎると、貼り付けたところが乾いてすぐめくれてしまうので、水の入れすぎには注意しましょう。100円ショップで売っているでんぷんのりは、原材料がタピオカだったりします。いろいろ使ってみて、おすすめはやはりフエキです。

  • おすすめは、ぺんてるの平筆 18号<特大>/ ZBNF-18です。のりしろと幅が同じくらいなので使いやすく、粘着質ののりがべったり付いても、水洗いするときに毛が抜けることもないくらい丈夫です。100円ショップの筆は寿命が短いので、ぺんてるの平筆を愛用しています。ぺんてるの筆
  • ものさし
    先端に余白のない、竹製の30cmものさしが使いやすくて便利です。100円ショップにも売っています。
  • はさみ
    基本的に新聞バッグは「折ってつくる」ので、はさみは使いません。ただし、持ち手をつくる時、丸めた新聞の両端を切り落とす時だけは、はさみを使います。
  • カッターナイフ
    新聞紙を折り目に沿って切ったりするときは、ハサミよりもカッターナイフが便利です。でも、ときどき「はさみの方がやりやすい」という方もいます。使いやすい方で。

  • 持ち手を作るときに使います。さいばしなどでも代用はできますが、できれば直径5.5mmで強度のある園芸用の支柱があればベストです。竹ひごだとちょっと細すぎます。ワークショップで使っているのは、グラスファイバーポールといって、植物の支柱として使う園芸用品で、1本2mのものを、のこぎりで50cm程度に切ったものです。
    棒

  • 何重にも折って折って、また折ってを繰り返す新聞バッグづくり。手で折り目をつけていると皮が剥がれたりして大変です。手のひらサイズの瓶や、コップの底を使うと軽くこするだけできれいな折り目が付きます。以前、とあるワークショップで「瓶を持参してください」とお伝えしたところ、一升瓶を持ってきたお母さんがいました。大きすぎます! なるべく瓶底がギザギザになっていないジャムの空き瓶などがベストです。
  • 空き缶
    新聞バッグの持ち手のカーブを作るのに、缶コーヒーなどの空き缶を使います。ジュースの缶は大きいし、缶が柔らいので持ち手のカーブがうまく作れません。小さい缶コーヒーサイズだと、缶もしっかり固くてきれいな持ち手が作れます。

 

あると便利なもの

  • 洗濯ばさみ
    重ねた新聞紙がずれないように、ギザギザが付いていない洗濯ばさみがあると重宝します。持ち手をのり付けしてすぐ、洗濯ばさみでしばらく抑えておくと、ぴったりくっつきます。
  • 型紙
    7cm × 8cmの厚紙を作っておくと、持ち手を付けるときに便利です。
    小、中サイズの持ち手と持ち手の間は7cm、大サイズは8cmなので、毎回ものさしで測らなくて済みます。新聞バッグづくりの達人は、100円ショップなどでプラスチックの板などを買ってきて、自家製の型紙を作ったりします。プラスチックなら、のりが付いてもさっと拭けますからね。厚紙をマスキングテープで飾ってもかわいいですよ。