【終了】東北支援-6 2013/7/14(日)宮城県気仙沼市

宮城県気仙沼市の仮設住宅で、新聞バッグワークショップを開催しました。

日にち:7月14日(日)
会場 :旧新城小学校跡地にある仮設住宅
住所 :気仙沼市田尻沢33番地1
対象 :気仙沼の皆さん
講師 :鈴木亜也子、相川香

ワークショップを終えて

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福島第一原発がある町に私は住んでいた。あの原発から3kmほどのところに高校生まで暮らした家があった。震災後は、身内や友人、福島のことでいっぱいいっぱいだったけれど、「東北のために新聞バッグを活かしたい」という思いはずっと消えなかった。気仙沼でのワークショップが大成功に終わって、その思いはより強くなった。

サッカーは私の個人的な趣味で、今回の気仙沼でのワークショップ実現は、元を辿ればサッカーから始まっている。サッカーファンの間で、「ちょんまげ隊長ツンさん」はとても有名だ。テレビで放送される日本代表戦では必ずと言っていいほどテレビに映る。日本はもちろん、カタール、南アフリカ、ブラジル‥‥、大体テレビの生中継で確認できる。大勢のサポーターの中からツンさんを見分けるのは簡単だ。ヘアスタイルがちょんまげなのだ。

彼は震災後、被災地支援のために40回以上も東北に足を運んでいる。いつもサッカー仲間を連れて。あるときは、食事3000人分用意し、またあるときは東北の子供たちをサッカー観戦に招待する。仮設住宅で暮らす人たち、復興に向けて歩き出した商店街の人たち、あらゆる人に心を寄せて地道に地道にやってきた人。だから、地元の人は彼を見ると「あ!ちょんまげ隊がきた!」「殿様が来たぞー!」と、その強烈な個性に警戒することなく(笑)、快く迎えてくれる。そうした支援活動を「被災地報告会」として、世界各国130ヶ所以上の場所で開催し、発信し続けている。圧倒的な行動力、尊敬すべき人なのだ。

 

気仙沼に行く!と決めたのは7/10。開催の4日前だった。ツンさんからお声をかけていただいてすぐ予定を調整し、東北行きを決めたのだが、問題は会場探しと、この短期間で人は集まるのかということ。

仮設住宅の集会所を探して、使用許可を取るのは難しい。そこに人を集めるのはもっと難しい。それをツンさんはこれまでに築いてきた信頼もあって、すごいスピードで 完璧に手配してくれた。材料になる地元の新聞も集めてくれた。本当に心強かった。前日の7/13(日)は、サッカーファン限定ワークショップ第二回目ということで、またユニフォームを着てマニアックな時間を過ごし、その日の深夜2時に自宅を出発。仲間を乗せて夜通し車を走らせ、石巻に到着したのは朝9時だった。そこからちょんまげ隊の車2台で南三陸、女川、気仙沼へ。

 

仮設住宅に到着すると、小さな集会所はすぐに満員になり、テーブルもまるで足りないほどの賑わいだった。3人くらい来るかな?10人は来ないかな?でも、ほんのちょっと大盛況を想像して、ありったけの道具を車に積んでやってきた。それでも道具は足りなかった。みんなで貸し借りしながら、夢中で新聞バッグ作りを楽しんだ。本当にうれしかった。

気仙沼のお母さんたちは、とても明るくて元気で救われた。東北の空気に触れて、私もすっかり福島弁全開になってしまった。私の実家が原発から3km圏内だと知ると、心配してくれたお母さんたち。とてもやさしかった。

ワークショップをやっている間、ジュビロ磐田サポーターの女性たちは買い出しした材料でパフェを手作り。ツンさんの仲間たちがずっと子供と外で遊んでいてくれていたか ら、お母さんたちは子育てから解放されて、集中して新聞バッグを楽しむことができた。みんなで力を合わせたからできたこと。仲間たちに本当に感謝したい。

「また来るね」と約束した。

 

普段は地元杉並区でワークショップを開催している。その度に必ず参加して、新聞バッグの作り方を完全マスターした友人の相川さん。今回のワークショップを強力にサポートしてくれた。彼女もまた、ボランティアで何度となく被災地を訪れていて、次回ワークショップが開催できそうな仮設住宅や体育館など、あらかじめリサーチして、時間の許す限り一緒に回ってくれた。ごはんを食べる時間も惜しんで二人で駆け回った。 同じ思いを共有できる仲間がいてうれしく思う。

被災地で新聞バッグをつくりたいと思うのは、生活にほんの少しでも楽しさとか喜びとか、生きる希望を見いたしてほしいから。だから一度作っておしまいにはしたくない。ただ、ワークショップの企画を提案したり、交渉、宣伝、そして道具を買いそろえて被災地に足を運ぶのは、一人でやるのは本当に大変で心が折れそうになる。時間もお金もかかる。それを言い訳にせず、仕事の合間に時間を作ってまた東北で新聞バッグ、続けたい。

鈴木

 

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